臨8
EXHIBITION
企画展
FIRST IMPRESSION






長い休暇を取ってヨーロッパに来た。スウェーデンはヨーテボリにいるM29を撮るため。
PCCカーに通ずるデザインが凛々しい、北の早い秋の街によく似合う電車だ。
PCCカーに通ずるデザインが凛々しい、北の早い秋の街によく似合う電車だ。




松戸に帰る日になった。ヨーテボリにも空港はあるが、首都のストックホルムの方が便利だ。
夜のストックホルム発、北京経由での帰国だったから、早朝のヨーテボリ中央駅からX2000に乗り込んだ。
ストックホルムには10時過ぎに着いた。やることはない。この街にもトラムが走っている。
夜のストックホルム発、北京経由での帰国だったから、早朝のヨーテボリ中央駅からX2000に乗り込んだ。
ストックホルムには10時過ぎに着いた。やることはない。この街にもトラムが走っている。




ストックホルムのトラムについて知っていたことは、単一系統であることと旧型車は土日に区間運転をしていること。
その2つだけだった。市内の24時間チケットを買って、とりあえずトラムの終点まで乗ることにした。
何も知らない街では、まずは全線を乗り通してみることが一番利口だと思う。
その2つだけだった。市内の24時間チケットを買って、とりあえずトラムの終点まで乗ることにした。
何も知らない街では、まずは全線を乗り通してみることが一番利口だと思う。




車庫すらどこにあるかわからなかったが、たまたま見つけたので飛び降りた。
ちょうど出庫準備をしていたから、タイミングがいい。ダイヤすらろくに調べていなかった。なるほど、旧型車の運用は2つあるらしい。
ちょうど出庫準備をしていたから、タイミングがいい。ダイヤすらろくに調べていなかった。なるほど、旧型車の運用は2つあるらしい。










電車からの眺めは見たことのない景色ばかりで新鮮だ。ヨットハーバーのそばを走るなんて。
運河を越えたら次は公園の中。車庫の隣にはABBAミュージアムもあるのか。
私の世代はたいてい、いきなり黄金伝説のBGMでABBAを知る。
電車が空いている時は、運転士も車掌も気さくに声をかけてくれる。
このハンドルのようなマスコンはなんだろうと思案していると、運転の仕方を教えてくれた。
運河を越えたら次は公園の中。車庫の隣にはABBAミュージアムもあるのか。
私の世代はたいてい、いきなり黄金伝説のBGMでABBAを知る。
電車が空いている時は、運転士も車掌も気さくに声をかけてくれる。
このハンドルのようなマスコンはなんだろうと思案していると、運転の仕方を教えてくれた。






右も左もわからず新鮮な気持ちで見る街は、冒険をしているようで楽しい。
発見という行為の楽しさが純粋に現れてくる。
私は初めての街に訪れる前は、下調べを欠かしてこなかった。
何かを見落とすのが怖かったのだ。
どういう路線網があって、どの系統に旧型が走っていて、沿線のこの辺りが良さげな雰囲気で。
今はストリートビューで大抵の雰囲気は掴めてしまう。
予備知識がないと楽しめないことだってあるけれど、
ことストックホルムにおいては、何も知らないからこそ楽しめたように思える。
発見という行為の楽しさが純粋に現れてくる。
私は初めての街に訪れる前は、下調べを欠かしてこなかった。
何かを見落とすのが怖かったのだ。
どういう路線網があって、どの系統に旧型が走っていて、沿線のこの辺りが良さげな雰囲気で。
今はストリートビューで大抵の雰囲気は掴めてしまう。
予備知識がないと楽しめないことだってあるけれど、
ことストックホルムにおいては、何も知らないからこそ楽しめたように思える。




次に行く街では、どうしようか。
その答えはまだ決まらない。
その答えはまだ決まらない。
